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2026 Autumn / Winter Bishu Material Exhibition(BME) 開催レポート!

  • 2025年10月15日
  • 読了時間: 2分

尾州産地、秋冬素材の新たな可能性を提案


尾州産地といえば“秋冬”のイメージが根強い。しかし、近年の気候変動により、一般消費者の間では「長い春夏(SS)、短い秋冬(AW)」という感覚が定着しつつある。かつてのような重厚感のあるウールコートは市場で受け入れられにくくなり、尾州産地にとってもこれまでとは異なるマーケティング視点での素材開発が求められている。

このような状況の中、「2026 Autumn / Winter Bishu Material Exhibition」が、2025年9月25日(木)〜26日(金)の2日間、東京・原宿のWITH HARAJUKU HALLで開催された。会場には尾州産地のテキスタイルメーカー13社が集結し、各社が新しい提案素材を携えて商談を行った。

出展者数は前年比21%増。出展規模の拡大に伴い、今回はエントランスホールにも新たにブースを設置。会場中央には、パリのトレンド情報会社・ネリーロディ社の最新レポートをもとに構成された素材展示コーナーが設けられ、来場者の注目を集めた。今シーズンのテーマは 「THINK SENSATIONAL(シンク・センセーショナル)」。そこから派生する3つのコンセプトが提示された。


  • SOFT MODERNITY(ソフト・モダニティ)

    テクノロジーの機能性に加え、夢想的で感覚的な発展性を表現する素材群。

  • RUSTIC BEAUTY(ラスティック・ビューティ)

    粗野さをあえて強調し、太古的・芸術的な美を再構築する素材提案。

  • TRADITIONAL DANDY(トラディショナル・ダンディ)

    伝統的な美学を踏まえつつ、知的で洗練されたスタイルを表現する素材群。


来場者数は主催者発表で717名(学生除く)と、昨年同シーズン比でわずかに減少したものの、各ブースでは終始活発な商談が行われた。提案された素材には、秋冬らしいシックな色合いを基調としながらも、従来の尾州素材よりも軽さや薄さを感じさせるものが多く見られた。ウールおよびウール交織素材への注目は変わらず、“尾州らしさ”を残しつつも、次の時代に向けた進化を感じさせる展示内容となった。

テーマ「THINK SENSATIONAL」と呼応するように、感性と革新が融合した今回の展示会は、尾州産地が次のフェーズへと歩みを進めていることを強く印象づける場となった。



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