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2024-25 Autumn / Winter Bishu Material Exhibition(BME) 開催レポート!

  • 2023年11月7日
  • 読了時間: 3分

半年前のコロナ禍の様相は払拭され、リアルイベントが当たり前のように開催されるようになった今秋。一方でファッション業界としては、暦の上では秋であっても連日20度を超え、日によっては半袖の人を街中で見かける程の気象状況で、秋冬ものの動きは今まで以上に鈍い。しかし、街が動き出したことで新しいファッションに身を包み出かける需要もあるという何とも悩ましい状況だ。それでも、前を見る日本の繊維事業者は意欲的に新作を製造して日本製の精密さ、安定した品質、海外では具現化できない技術を自社製品に込め、プレゼンテーションを行う姿は、嘗ての日本の高度経済成長期を支えた姿を思い出させてくれる。日本のウール製造の7割を占める尾州産地も、前述の思いを胸に展示商談会に挑んだ。定着しつつあるJR原宿駅前WITH HARAJUKU HALLにて、9月27日(水)~28日(木)で開催された「2024-25 Autumn / Winter Bishu Material Exhibition(BME)」には、Withコロナ期に入って一番の賑わいを見せたようだ。2日間の会期中に966名が来場(内、オンライン参加が98名)し、1社あたりの平均サンプルリクエストは527点となり数字的にも、昨年のAW展の41.8%贈になった。

そして今シーズンの概観は“PHANTASM~幻想~”として「アフターパンデミック、国際紛争、異常気象、物価高騰など厳しい現実に対峙する?または逃避する?二つの相反する対応、意識と無意識の狭間で幻想を持ちながら新しい現実のもと理想への解決策を探して行きましょう。」と発信している。この概観を軸にシーズンテーマは「SOFTDREAM~ソフトドリーム~」、「UNIVERSAL UNIFORMS~ユニバーサル・ユニフォーム~」、「FANTASTIC TAILES~ファンタスティック・テイル~」の3つで展開。Afterコロナになり、今までと同じようで同じではない日常を過ごしている。その中で、この混沌としたムードの中で心地よい自分とは何なんか?社会、経済、自我を総合的に捉えて、多くの選択肢の中から何をセレクトしていくのか、訴えかけてくる強いメッセージを感じた。

展示素材に関しても、甘さ、鋭さ、新しさ、懐かしさ等、尾州の歴史の中にあった様々な要因を今の解釈で企画された渾身の素材が一同に展示されていた。表情があるものや質感の良いもの、ナチュラル系やパステルカラーの明るい色目のもの、ウールと他の素材を掛け合わせた素材や起毛素材、ジャガードの人気が高かったようだが、懐かしさを秘め、今の軽やかなスタイルに合うようなベーシック素材、ウォッシャブルやサステナブルな素材、今までの尾州以上にカラーパレットを意識した素材、見た目は重量感はあるものの糸種や企画で軽さを出した素材、本来はモード系に使用されるであろう素材を染色や加工でカジュアルシーンでも使用したくなる素材等、今もなお市場を占めているカジュアルストリートスタイルから、ストリートを意識したモードへの移行が始まった昨今に合わせたような思わず手に取りたくなる素材が非常に目を惹くシーズンでした。

【開催概要】

開催日程

2023年9月27日(水)~28日(木)

開催時間

27日(水)  9:30~18:0028日(木)  9:30~17:00 (最終入場は終了時間30分前まで)

開催場所

WITH HARAJUKU HALL(3F)東京都渋谷区神宮前1-14-30

主催

入場

無料

出展社

同時開催

お問合せ先

公益財団法人一宮地場産業ファッションデザインセンター愛知県一宮市大和町馬引字南正亀4-1TEL:0586-46-1361 FAX:0586-44-7455

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