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2022-23 Autumn/Winter Bishu Material Exhibition 開催!

  • 2021年10月7日
  • 読了時間: 3分

国内における緊急事態宣言が全面解除宣言からすぐの開催となった「2022-23 Autumn/Winter Bishu Material Exhibition」。会場に入ると天井高の会場に背の低い施工物で空間の清々しさがまず、心地よさを演出してくれていた。また、出展者も緊急事態宣言解除の状況に心なしか、晴れ晴れとした表情で商談を行っていた。ディレクションコーナーでは、尾州らしいAWを全面に押し出したウォームカラーに乗せた風合いの良いウール素材を筆頭に、ドライタッチのカラフルな交織素材、サステイナブル(自分のムード的なことなのか、“リサイクルウール”が特に気になった。)や機能を付加したカジュアルライクな素材と・・・様々な表情の素材に魅了される。出展者に話を聞くと「コロナ禍そして、afterコロナを見据えて、今まで以上に時流を読んだモノ作りが必要で、今までにないアプローチや素材開発に挑んでます!」と非常に前向きな話を聞くことが出来た。重厚感のみならず、軽やかな素材を多く目にしたのも、こういった企業の様々な“変化”が物語っているのだろう。また、自社の強みを再考し、裏付けのある技術に時流を乗せ、特化したモノづくりへの舵切りを模索する企業もいた。バブル崩壊から早30年、徐々に一からモノづくりを行う企業が減少の一途をたどってきた産地にとって、「何でもあります!は何にもない!」という言わば“特徴がない”ということではダメだと、やっと気付き始めたのだろう。企業毎の特徴を全面に押し出し、産地全体としてのバリエーションは確保する・・・そんなところに来ているのだと思う。そういう意味では、「ピンチをチャンス」だと思う企業がどれだけいるのかがキーにもなるのだと思う。

 今回の「2022-23 Autumn/Winter Bishu Material Exhibition」は、まさに転換期に突入した素材産地の幕開けとなるシーズンになったように思う。海外とのサプライチェーンビジネスでは物流問題が顕著となり、感覚やコスト等を重視したビジネスモデルも影を落と始めている現状を考えれば、物理的に「国内ビジネス」への回帰を考えるのがマストになってきている。この現象は繊維業界でも同様であり、もう多くの洋服は必要がない消費者マインドを考えれば、自ずと答えは見えてきてもいると感じる。

話を展示会に戻すと、様々な良いタイミングで開催された「2022-23 Autumn/Winter Bishu Material Exhibition」は、(公財)一宮地場産業ファッションセンターという公的機関が主催しているところも、意味は大きいと感じた。地場の産業を下支えする立場だからこそできることがある。コロナ禍の開催ではあるが、地場産業を思い、出展者のテンションを下げることなく開催に漕ぎつけたことに感服すると共に、今回は久しぶりに「初出展社」までいたことに心から拍手を送りたい。初出展となった日の出紡織(株)は、もともとが紡毛のコート地が得意な企業であり、今回の出展では、様々な獣毛を巧みに生かした圧巻のコレクションを披露していた。社長自らがその素材の魅力を(実際の距離感ではなく)近すぎず遠すぎずの会話を上手く活かして、ブースでアテンドを行っていたのが印象的だった。

尾州産地も、今一度アクセルをふかす時期であることを心と体で理解した事業者が数多くいたことを嬉しく思えた展示会であった。

【開催概要】

開催日程

2021年10月5日(火)~月7日(木)

開催時間

5日(火)  13:00~18:006日(水)  9:30~18:007日(木)  9:30~17:00(最終入場は終了時間30分前まで)

開催場所

アキバ・スクエア東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX2F

主催

公益財団法人一宮地場産業ファッションデザインセンター

入場

無料

出展者

岩田健毛織(株)/

感染防止対策

・来場者全員に検温を実施※37.5℃以上の発熱がある方は入場をお断りいたします。・マスク着用の徹底・入場名刺に印字されたQRコードによる受付で接触低減⇒

同時開催

お問合せ先

公益財団法人一宮地場産業ファッションデザインセンター愛知県一宮市大和町馬引字南正亀4-1TEL:0586-46-1361 FAX:0586-44-7455

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