2025 Spring / Summer Bishu Material Exhibition(BME) 開催レポート!
- 2024年5月8日
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ウール産地である尾州が見せる春夏素材が集結する2025 Spring / Summer Bishu Material Exhibitionが、4/16(火)~17(水)に東京原宿のWITH HARAJUKU HALLにて開催された。素材の季節感が印象に残ってしまう日本の素材産地にとって、生産の平準化が急務の課題だと言われて早30年、まさに失われた30年と同じ年数だけいろんな策が講じられてきた。尾州産地も他人事ではなく、秋冬のイメージが強い産地として春夏商材をいかにしてより多くのバイヤーに見ていただき、商材としての価値を見出していただくかが大きな課題だったと思う。しかし、25SS BMEの開催前告知でも記載したが、ここ1~2年の尾州産地のSS商材は、いままでとは一味も二味も違ってきている。
非常に簡単に言ってしまえば、ファッション的にいう“クール”、“ファニー”、“スィート”、“プレーン”、“ソリッド”、“デコラ”等など、様々な素材開発に着手する企業が増えている。そもそもが、ウール100%ではなく交織の妙技であったり、後加工での表情感の相違を付ける等、様々な試みをしてきた技術や完成を春夏商材にも置き換え、ファッション性を持たせる流れが出来たという感覚に近い。
どの素材も、アイテムを想像させ尾州特有の重厚感があるものが多いというのはあるが、今まで以上にビジネスを意識した素材が多かったように思う。そんな空気感があったからなのだろうか、主催者発表による入場者は、昨年対比で1.5倍の879名が来場されたようだ。(今期より学生の入場を再開されたようではあるが。)プロによるサンプルリクエスト点数が延べ6,084点となり、より多くの関心を得たようだ。これからのビジネスへ発展することを願っている。
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会場風景 | 会場風景 |
一方で、25SS BMEで提案されたディレクションは、REBEL(反逆者)。権力とのアンチではなく、レジスタンスや革命家が持つポジティブなエネルギーを意図しており、平和主義の新しい反逆者が持つ、時間の重要性、自由な表現、混沌とした世界との対話、相互理解、調和をもたらすメッセージとして掲げておりました。この概観に即したテーマは、“QUIET LUXURY(静かなるラグビー)”、“PREPPY POP(プレッピー・ポップ)”、“WILD AESTHETIC(ワイルドな美学)”。“QUIET LUXURY(静かなるラグビー)”では、尾州ならではの重厚感に定番色やエクリュな優しいトーンの色を載せ、フラットなものから表情感のあるものまで、尾州らしい素材が並んでいた。
“PREPPY POP(プレッピー・ポップ)”では、この1~2年目を惹くパステルやビビッドカラーにファンシーツィードや薄手の素材等、尾州が放つ新しい尾州が全開だった。“WILD AESTHETIC(ワイルドな美学)”では、自然を思わせるナチュラルなトーンのカラーバリエーションで、欧州を意識したような表情感もあり、SSの気分を表現する肌触りが意識されたような素材が提案させていた。
ともあれ、新しいことへの挑戦をスタートさせた尾州にとって、ターニングポイントとなる展示会だったように思う。
【開催概要】
開催日程 | 2024年4月16日(火)~17日(水) |
開催時間 | 16日(火) 9:30~18:0017日(水) 9:30~17:00 (最終入場は終了時間30分前まで) |
開催場所 | WITH HARAJUKU HALL(3F)東京都渋谷区神宮前1-14-30 |
主催 | |
入場 | 無料 |
出展社 | / |
お問合せ先 | 公益財団法人尾州ファッションデザインセンター愛知県一宮市大和町馬引字南正亀4-1TEL:0586-46-1361 FAX:0586-44-7455 |

















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